イスラム国、ボコ・ハラムを受け入れた後は?日本への影響は。 [中東]
これまでスンニ派過激派組織イスラム国を真似た処刑方法の動画を配信するなど
イスラム国への加入を伺わせる動向を示してきたテロ組織ボコ・ハラムが
3月8日にイスラム国のカリフ、
つまりイスラム国の最高指導者への忠誠を誓うとの動画を配信しました。
これを受け、イスラム国のリーダー、バグダディが
ボコ・ハラムの忠誠の誓いを受け入れたと表明したことが
12日に公開された音声テープによって明らかになりました。
これによりイスラム国はボコ・ハラムが拠点としている
ナイジェリア、カメルーン、ニジェール、チャドなど数カ国も
支配下に置くことを視野にいれた動きを見せることになります。
また、ボコ・ハラムの兵力は約7000人から10000人と言われていますので
この兵力もまるまるイスラム国に収まることになります。
そしてこの吸収を前例として作り上げてしまったということは
世界中のイスラム過激派、たとえばフィリピンのアブ・サヤフなども
同じようにイスラム国へ忠誠を誓うようになる可能性が高まり
イスラム国の世界への領土拡大はかなり脅威ある現実となりそうです。
イスラム国を殲滅すると宣言したアメリカは
このように次から次へと出てくるイスラム国の芽を
1つずつ潰す必要がありますが、さすがに追いつくことはできません。
となると、日本の自衛隊へ兵力提供の要請をしてくる可能性が高くなります。
日本が自衛隊を出すとなれば、イスラム国も日本を本格的に敵と見なすようになりますし
もはや対岸の火事といった気分で見ていることはできないでしょう。
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